オブジェとして佇む壁掛け時計。時計の表面に開けられた数千個の小さな孔から見える、ごく僅かなテクスチャの差から針の存在を知る。近づいて眺めると孔と針の位置関係が刻一刻と変化することによって普段は気にしない針の動くスピードが繊細に感じられる。孔の配置や経には時計の機能や形態から導いた数種類の秩序とパターンがありそれぞれ違った見え方を生む。