MDE
- MATERIAL EXHIBITION DESIGN 2018

2015年にプロダクトデザイナーが主体となって企画された展示イベント『Material Design Exhibition』。メーカーとデザイナーがタッグを組んで、デザイナーの視点から素材の新たな使い方を引き出す展示会です。デザイナーの視点から広がる素材の可能性は、素材の使い方を広げる「ヒント」になるだけでなく、見る人のプロジェクトの課題を解決する「ヒント」にもなり得ます。2018年は三菱ケミカル×SYDの組み合わせで、工業用途で幅広く使用されるエラストマーの伸縮性と光透過性に着目した。伸縮性によって得られる形状の変形と光の透過性質によって得られる効果が融和した状態が作り出せないかと実験を重ねた。加工方法を射出成型と3Dプリントの二つに分け、エラストマーの性質がより魅力的に体感できる、入れ物、照明、スツールを制作。照明は3Dプリントされた後に一部の表裏をフリップすることで、光源を内包する空間を生み出しました。フリップした後の形状は、通常の3Dプリントではサポートを要する為、製造合理性のある形状となっています。スツールは積層エリアによってインフィル密度を変化させることで座り心地にも配慮してあります。













